新しい環境にお子さんが適応していくには本人の力と、ご家庭でのサポートも不可欠です。子供が自信をもち行動していく土台づくりに親ができることを考えます。
【目標と手段を分けて考える】
行動することをより自由に感じるようになったら、目標を設定することで目下の状況だけにとらわれず長期計画を持つことができ、また広い視野で課題を捕らえることができます。
目標設定する際には、目標と手段を分けて考えます。目標が達成しようとしている事柄であるなら、手段は目標を実現させるためにとる方法です。目標が大きなものであれば手段はひとつではなく複数みつかり、またある手段でうまくいかなくても他の選択肢を検討し再チャレンジできます。
新しい環境へ移転したばかりの段階では、勉強課題においても生活課題についても短期間で達成できるような小さな目標を設定し、ひとつひとつ達成することで自信をつけ、少しずつ大きな目標へと発展させていくことがよいでしょう。
行動力がついたころに、3年後には?進学したら?といった長期間かけて達成するような大きな目標を設定し、いくつかの可能性と手段について話し合うことで視野を広げ、モチベーションを支えることができるでしょう。
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国際教育コラム