
【幼稚部】
遊びを大切にした学びは、幼児教育の基本的な考え方です。本校では、特にEarly Learning Center(ELC) として、幼い子どもたちの学びの場を設定しました。
私たちは遊びが幼い子どもたちの成長にとって極めて大切な、欠くべからざる要素であると考えています。この子どもたちの段階で、言語、社会、概念、などの 重要な知識の獲得、そして身の回りのことから自立的に学ぶ能力を育てます。また、自分を取り巻く環境を探検し、問題解決を学び、グループで活動することを 経験します。
子どもは、それぞれの個性的な学び方を持っており、子どもに必要な内容を注意深く配置したカリキュラムと、興味と必要性に応じる遊びを用意しています。一日の活動は、子どもが選択できる能力を養えるように慎重に配慮しています。
◆ カリキュラム
UK(United Kingdom)幼児教育計画は、次のような六つの教育内容分野で構成しています。すべての分野にわたって、子どもの「遊び活動」との調和を図り、計画的で目的的なカリキュラムとなっています。
・個性、社会性、情操性の成長
他人や自分に関る自立感覚、他人を尊重する社会性を積極的に学ぶことを支援し、経験させます。また子どもたちが達成できること、自分自身を学ぶこと、情緒的にバランスが取れていることを大切にします。
・コミュニケーション、言語、読み書き
学び方やコミュニケーション、話す聞く、読む書くの初歩的な能力をあらゆる場で培っていきます。さまざまな機会を生かし、目的達成の過程を通して、自信を持てるように励まし成長を促します。
・問題解決、考える力、数
問題解決能力、考える力や数操作能力を培い、数への理解をいっそう深めるべく、話し、学び、楽しみ、探求し続けさせます。練習する多くの機会をつくり、自信と能力を培うように支援します。
・世界に関する理解と知識
生物、植物、人間、自然における本物の世界との出会うために、器具操作を通じて安全に実験を行い、世界に関する本物の知識を広め、技能を伸ばし、理解を深めます。
・体育
子どもたちで楽しく活動し、技巧性、柔軟性、協応性などの調整力を伸ばし、身体の健康や運動能力を高めます。ELCでは、子どもたちが全身を使って活動で きる学びを支援し、新しい内容をすでに学んだ事柄に関連できるように仕向けます。また健康維持、促進する「食育」を大切します。
・創造活動
興味・関心を高め、創造性を伸ばすため、ともに探検をしたり、考えたり、共感し合えるような「遊び活動」の機会ー図画工作、音楽、ダンス、運動、算数、ロールプレイ、デザイン、パソコンなどの活動ーを用意しています。
【小学部】
言語、算数、科学などの主要教科の教育のために、国際的に認知されている(CIPP)ケンブリッジインターナショナル小学校カリキュラムを採用しました。CIPPは数種類の要素となるフレームワークで構成されており、発達段階ごとの教育の目標を提示しています。
◆ 高等学校教育の基礎
CIPPは生徒の長所や短所を検証し、教育の目的、方法を明確にし、成長を促す学びを支援することをとおして、高等学校教育の基礎を確立します。
◆ 客観的評価基準
CIPPは教師自身の教育を自覚させ、子どもから目をそらさず、成長を測定する客観的な評価基準で常にチェックし、保護者に分かりやすい報告ができるようになっています。
◆ 国際的なカリキュラム
CIPPは、国際社会の文化を適切・敏感に反映しています。教育・評価するためのあらゆる資源を活用し、子どもが学び、教師が教えるのに最も適した教材・ 教具を提供しています。教育プログラムの作成は、教師が自作する教材や地域教材、国の教材、国際的に認知されている教材の使用も推奨しています。
CIPPは教育方法、カリキュラムの点で多様性に富んでいるので、非常に高度なレベルの教育を可能にします。さらに、先生方の教育的要請に応じて自由に教育計画を立てられるように配慮されています。
【中学部】
CILSPは中学生段階での豊かな成長を促す、教育的なフレームを構成しています。それは小学校段階を基礎として、数学や英語そして科学の知識やスキルを発達させます。
また、教える、学ぶ、評価するための教育材を活用して、中等教育を通して生徒の成長を導きます。
中等教育終了時には、ケンブリッジプログラムの設定するテストにより、長所と短所について細かく把握され、高等学校教育に進むための補修を施されます。
◆ 国際的評価基準
CILSPは生徒の達成度を客観的、国際的な視点から評価する基準を提供します。
すなわち、学校が必要とする時点、あるいは教育的に適切なタイミングで、基準に基づいて評価し、きめ細かなレポートの作成を可能にしています。
ケンブリッジの使用するチェックポイントテストはCIEによって標準化され、体系化されています。先生が、子どもの成長の様子や方向に応じて、適切に、指導、助言できます。
◆ 生徒の進歩を見つめる
優れた分析を可能にする学力測定で、各学習段階ごとに英語、算数、科学における長所や短所をきめ細かくフィードバックできるようになっています。このフィードバックは教育を促進し、学びをサポートし、子どもの成長を記録するのに活用されます。
CIPPは教育方法、カリキュラムの点で多様性に富んでいるので、非常に高度なレベルの教育を可能にします。さらに、先生方の教育的要請に応じて自由に教育計画を立てられるように配慮されています。
◆ ステージの相互連携
CILSPとCIPPとは密接な関係をもっています。子どもが小学校から中学校に進級するに当たっては、標準化されたテストで測定し、きめ細かに見つめ、 評価した上で進級の可否を決定します。またIGCSE(国際高校資格)あるいは「Oレベル」(一般)に進めるように、周到に準備をしています。 |